掘り出し物こと、
「中野拓夢」
誕生日:1996年6月28日
出身:山形県天童市
2020年ドラフト6位(三菱自動車岡崎)
171cm/右投げ/左打ち
優勝争いを繰り広げる2021年、好不調が激しいチームメイトが多い中、一番安定して活躍している可能性すらあります。
当初はエラー率の高い一方、ファインプレーも多いことでも注目を浴びました。
ただ、しっかり打つと。
走ると。
リーグ後半戦も折り返し、本塁打は1本ながらも打率2割8分。
十分合格ラインでしょう。
そして、なんと盗塁数は1位。
2位は昨年の盗塁王、近本光司。
当初は8番での起用されていましたが、今となっては不動の1番2番を形成しています。
近本に関しても、首位打者を狙える打率です。
”数字”という明らかな事実において、間違いなく球界トップの機動力コンビでしょう。
今や走攻守全てが揃ってしまったこの男・・・・
なぜドラフト6位という非常に微妙な採用だったのでしょうか?
後はもうパワーだけ
佐藤テルそして伊藤将司という、即活躍を果たした選手はドラフト1位2位でした。
そうは言っても、なんで6位まで残っていたのよ?と。
日大山形高校では2年次からレギュラーとして定着。
大学3,4年次にはベストナイン。
大学選手権の決勝では、上記伊藤将司から点を奪い優勝。
後の都市対抗戦では、完封負け。
伊藤に関しても、大卒ドラフトにひっかかることなく実業団に進んだ選手です。
同僚となって共に戦っているのは、すごい縁ですね。
そんな中野、もちろんアマ球界では名前が知られた存在だったようです。
問題は、やはり「サイズ」だったのでしょう。
「中肉中背」です。
普通の成人男性サイズです。
近本とほど同じですね。
近本がいるから、いいや。となったのか?
「獲っただけよかった」と考えましょう。
現状、近本に明らかに劣っているのが本塁打数です。
先頭打者ホームランや、ランナーを貯めた状態での得点力を演出できる近本に比べて、長打力というのが今後の課題となってくるでしょう。
とはいえ、「走者一掃3ベース」とかもしっかり打っているので大丈夫でしょう。
スイングスピードも、実はかなり速い。
今年一番注目された選手と言えば、やはり佐藤輝明です。
そんな佐藤も、前半戦の無茶苦茶な活躍の後、まさかの2軍落ち。
ベテランでも1年間ずっと好調の先週は少ない中、仕方がない面もあるでしょう。
一方で中野は短期的なスランプはあれど、かなり安定して打線を支えています。
「ショート中野」は、もはやかなり盤石なものとなって来ています。
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