隠れすぎていて見えなかった期待の新星
「小川一平」
誕生日:1997年6月3日
出身:神奈川県逗子市
2019年ドラフト6位(東海大学九州キャンパス)
183cm/右投げ/右打ち
いよいよ、動き出します。
存在感がなかったのは、大切に育成されていた証でしょう。
次世代のタイガースを担う、ピースが揃い始めました。
打順や注目度から順番に更新してきたこの「阪神タイガース名鑑」ですが、緊急投稿します。
これは、予言でもあります。
本当の意味でエリートなのかもしれない
2021年9月8日。
大山の勝ち越し勝ち越しツーラン、スアレスのセーブにより、阪神はヤクルトとの試合に勝利。
首位攻防戦でもある、大事な負けられない試合。
その中に「誰だコイツは」というピッチャーが1人。
ツイッターを除くと、「一平ちゃん」と。
勝利投手の小川でした。
奇しくも、ヤクルト側の負け投手も小川。
記念すべき日となりましたね。
小川一平は前年の2020年にデビューし、21試合21回に登板。
勝ち負けなし。
1試合で1回の計算になり、自責点11の防御率4.71。
2回に1回の失点と考えれば、まあ微妙ですが、やらかして降格した経験もあります。
2021年は9月8日の登板で7試合目で投球回は10の自責点は2。
プロ28試合目で勝ち星がつき、防御率は1.80となりました。
ピッチャーとして、おそらく「超普通」な感じです。
しかし、プロの世界ではこの”順調感”はけっこう稀だと思います。
何しろまだ2年目であり、ある意味で大切に育てられた「エリート」と言えます。
今後、確実に期待できる選手の1人でしょう。
なぜこれほどまでに存在感がなかったかと言えば、やはり「東海大学九州キャンパス」というわけのわからない学歴のせいだと思います。
これ以上は、突っ込みません。
プロ入り以前から、能力はあるものの、イマイチ発揮できない状況が続いていました。
やっと、思い切り開花させる環境が整ったとも言えます。
この小川、先発でもいけると思います。
ストレートは150kmを超え、「パワーチェンジアップ」というわけの分からない技もあります。
球種が少ないながら、緩急のある投球がもち味。
猛牛球団のエース山本のように、リリーフから先発へのコンバートもありでしょう。
もちろん、中継ぎとしても、抑えとしても定着できるポテンシャルがあります。
阪神レジェンドの1人藤川からフォークを授けられた疑惑もあり、試合を締める権利を得ました。
2021年のタイガースは、比較的投手陣が揃っていました。
しかしながら、ずっとうまくいくことはないものです。
もともといろいろ問題を抱えている人もいたり、他球団に比べてなんとなくしっかりしている気がするけど、勝てる投手で勝てなかったり。
リリーフがいきなり崩壊したり。
安定している投手が怪我や体調不良を起こしたり。
何か歯車がかみ合わないと、一気に崩れていくものです。
結果的に、”ちょっと足りない”という事態を起こしていました。
小川が”どこでもいける”投手になることで、その不安が一気に払拭されるはずです。
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